どうも!minemoです。
普段わたしはWebデザインでご飯を食べていますが、たまに知人から「名刺作ってくれない?」など、紙のお仕事依頼をいただきます。(感謝)
そして、懇意にしている方から今年の春先に
という依頼を受けました。
今回は
①プロトタイプ・紙探し編
②デザイン・印刷編
③スタンピングリーフ・紙の貼り合わせ編
の流れでブログを書こうと思っています。どうぞお付き合いください!
・席次表の紙を探しているけれど、どの業者がいいか知りたい人
・業者に頼むのと、自分で作るのと、どっちがいいか知りたい人
・自分で席次表を作りたいけど、どう作成したらいいか知りたい人
①プロトタイプ・紙探し編
依頼者の希望に沿ったプロトタイプを作成
まずはじめに、依頼主が「こうしたい!」という希望が明確にあったので、それを形にするところからはじめました。
・表紙に新緑っぽい和紙を斜めに貼り合わせたい
・あとはおまかせで
これを踏まえ、デザイン・予算別の松竹梅の3案作り、依頼者に選んでもらいました。
松のデザインには上記の依頼者の案に
・鶴が新緑から羽ばたいているように見せる
・緑の差し色に赤を入れる
という趣向を加えました。
幸い、「松」の席次表がいいと言ってもらえたので、そこから紙を探すフェーズに移行しました。
席次表の紙探し・業者探し
オリジナルの席次表を作れるような業者を探すのが大変だった
まず、席次表のための紙を取り扱っている業者を探すのが、かなり大変でした。
「席次表 オリジナル」で検索をかけましたが、「元からある素材を多種類の中から選んで名前を入れる」という業者が多く、「イチからデザイン・紙選び・印刷・作成」出来る業者を探すのに難航していました。
株式会社ペーパージャックが見つかった!
そんな中、福井市にある株式会社ペーパージャックという業者を発見。
結婚式 招待状 席次表など、高品質のペーパーアイテムを販売する専門店、株式会社ペーパージャックのオフィシャルサイト
ただ、業者の問い合わせをメインに押し出していた為、個人の問い合わせに躊躇していました。
色々調べた結果、
結婚式の席次表に福井県の伝統工芸品・越前和紙を使ってみた!【(株)ペーパージャック】 | Dearふくい|福井県のローカルメディア
上記のサイトで「小ロットでも大丈夫とのお墨付きがある事」と書かれていた事・社員さんの顔が見えた事で、「この会社に頼んでみても大丈夫そう!」と思えたので、早速連絡しました。
お問い合わせから、
・和紙に印刷は可能ですか?
・サイズはこれくらい
・部数は20部
・予算を〇〇円に抑えるにはどうすればいいですか?
など、気になることを箇条書きにして送信しました。すぐにペーパージャックさんから返事があり、
・和紙っぽい紙に印刷するのはどうですか?という提案
・サイズ・部数の件は承知しました
・〇〇を削れば、安く済みますよ
などなど、頼りになる提案がたくさん送られてきました。
金紙に貼り合わせるのは難しい為、別案に変更
本当は金紙に張り合わせることで、豪華さ・めでたさを演出したかったのですが、金紙に紙を張り合わせるのは現実的ではない(数カ所、両面テープで貼ってもらう・強力なスプレーのりで貼る、ただし換気とマスク・ゴーグル着用)との回答だったので、別の紙に変更しました。
「土台を鮮やかな水色に変更したことで、差し色の赤も少し青みを入れたような色で調整したい」と再度連絡したところ、「こういう紙の色でどうでしょう?」と、何案か色味の写真が送られてきたのも助かりました。
納品!
何回かメールのやり取りの末、見積書を送ってきてくださり、その金額を振り込んだ2,3日には手元に紙が届きました。
印刷も出来るそうですが、結婚式の延期に伴い、印刷は別業者にお願いしてもらうことに
紙を選んで断裁・納品まで終わったあたりで、知人より「新型コロナウィルスの影響により、結婚式を延期にする」との連絡がありました。
幸い、夏ごろに連絡があり「秋口に結婚式をする」とのことだったので、(依頼はさておき)開催できることにホッとしました。
①まとめ:紙業者さんに躊躇せずお問い合わせで聞こう!親身になって答えてくれるはず!
Webデザインとは違い、紙は現物ありきなので、ちゃんとしたプロに問い合わせるのが正解でした。
ただ、そこに至るまでのアクセスがしにくい(どう注文していいか分からない・そもそもウェブページやSNSアカウントがない・電話のみ)がネックだと感じています。
↓今回お世話になった紙業者さん
結婚式 招待状 席次表など、高品質のペーパーアイテムを販売する専門店、株式会社ペーパージャックのオフィシャルサイト
②デザイン・印刷編
地元の印刷所に電話確認→オッケーをもらう
次は印刷所を探しました。
このご時世ですので、電車で遠出するのはちょっと…と思っていたため、Googleマップでヒットした、家の近くの印刷所にお願いすることが出来ました。
断裁・印刷がすぐに終わる
メールで問い合わせて骨折り損になるのが嫌だったので、直接電話して聞いてみることにしました。
丁度電話を取ってくれたのが社長だったため、サクサク話が進んで助かりました。
電話で聞いたのは
・出来ればでいいのですが、そちらで紙をまとめて断裁出来ますか?
・AdobeのIllustratorでデータを作っているので入稿方法を知りたいです
など確認したところ、
・文字のアウトライン化・ガイドを消す・画像を埋め込むように作ってください
・バージョンはCS6でお願いします。
・データはUSBに入れて持って来てくだい
など回答を得られました。
町工場的なところに問い合わせるのは、ハードルは高いですよね。
ただ、紙屋さん同様、問い合わせると大体親身になって教えてくださるので、物怖じせずに聞いてみることをオススメします。
その次の日に会社に紙とデータ持参でお邪魔して、事情を説明すると「いいですよ」と二つ返事で引き受けてくださいました!
断裁・印刷を自分でやらない分、クオリティが担保されたのでホッとしました。
席次表が完成した後で誤植を発見する大惨事
その後、貼り合わせしてあとは納品だけとなったタイミングで「完成した!よし見てもらおう」と思って写真を送ったところ…
印刷所にもう一度連絡して「誤植を発見したので、もう一度刷ってくれますか…紙が2枚足りないんですけど…」とお願いしたら
②まとめ:原稿・名前チェックは最低3回確認:2人以上で確認するべし
今、この記事を書いている途中で当時のことを思い出してヒヤリとしました。
今回は、印刷所さんのご厚意で新郎新婦さんの分も用意できましたが…もしもそうでなければ…と思うとゾッとします。
本当に紙ものは、印刷されたら取り返しがつかないので、原稿や名前チェックは本当に穴のあくほど確認してください。
③スタンピングリーフ・紙の貼り合わせ編
印刷・断裁が終わったので、いよいよ貼り合わせていきます!
スタンピングリーフで箔押し
「費用は抑えたいけど、豪華にしたい」思いがあったので、自宅で箔押しが出来るスタンピングリーフを注文しました。
アイロンの中温度で印刷されている黒インクの上に熱を加えると、その部分だけ溶けて箔押しが出来るという仕組みらしいです。
金の部分がうまくのらず、モロモロになってしまったので練習が必要でした。
のり・ボンドの水分に注意しながら貼り合わせ
箔押しが終わると、最終段階の貼り合わせに移行します。
・ボンド
・スティックのり
・要らなくなった雑誌
・重しになる本
紙を貼り合わせた時、のりやボンドの水分によって確実に紙が波打ちます。
それを最小限に防ぐために、要らなくなった雑誌に挟み、上から重しをかけます。
そのまましばらく放置して、水分がなくなったタイミングでまた別の紙を張り合わせることをしていきます。
なるべく貼り合わせの面積を少なくすると、成功しやすいと思います(4つの角のみor中央の折れている部分のみ)
そんなこんなで完成!
すべて貼り終わってから誤字脱字を発見して、泣く泣く剥がしてやり直したりして、完成しました!
依頼を受けてから、新型コロナの影響でストップがかかってたこともあり、約半年後に納品できました。
式もつつがなく行われて何よりでした。
まとめ:各々のプロ凄い。
普通に業社に頼んだ方が値段的に抑えられると思いますが、ちょっとカスタマイズするだけで異常に値段が張ります。なので、自分で作った方が節約にはなりますが、時間がかかります。どっちもどっちですね。
貼り合わせは自分で行うとしても、印刷や断裁はプロにまかせた方が安心です。
私がデザイナーとして、めでたい席のお手伝いが出来たのは、とても光栄なことでした!
以上です!
それでは素敵な紙ものライフを〜!