どうも! インハウスデザイナーとして、中小企業で細々やっているminemoです。
今回は、サービスやコトをデザインするデザイナーを中心としたコミュニティInHouseDesignersのアドベントカレンダーに参加した際の記事です。
前回は、安直にデザイナー目指すと会社に入ってボコボコにされるよ〜という内容の記事を書きました。
その中で、既にデザイナーの上司(男性)が、社内で信頼を積み重ねていてくれたので、新米の割に、私はかなり仕事がしやすかったと書きました。
私はこれから、デザイナーとして何かお手伝いしていきたいと考えています。
SNSをやっていると「デザイナーとして、全くの他人から信頼を得ることは難しいな〜」と最近実感しています。
そこで、「どうやったら信頼を得られることが出来るのか」を、上司の振る舞いを徹底的に観察して、盗めそうなところをピックアップしました。
参考になれば嬉しいです! それではどうぞ〜
依頼者に対しての信頼の積み重ね
デザイナーとしてのスキルがやっぱり凄い
さすが上司になっただけあって、デザイナーとしても人としても信頼されているのが、身近で見ていてとてもよく分かります。
毎回仕事でつくった上司の作成物を拝見すると、ちょっとずつアップデートされてたり、今風の表現を取り入れたりして、少しでも自分の作品をよくさせようという貪欲さが伝わってきます。
社内コンペには、角度とアイデアが違ったものを、平気で10案ぐらい毎回提出してますし、それが結果的に採用になったりしています。
そして、事あるごとに、写真を加工したり、コラ画像など作って、チャットツールにアップしてたりして、そういうところでもデザイナ
ーの遊び心があって、見ていてすごく勉強になります。
10年間ずっとそういう風にデザインやってるって言うことは私としてはとても恐ろしいことです。
修正の際にマイナスな事を一切言わない・嫌な顔をしない→提案をしっかりする
私が上司と比べると甘ちゃんだな…と思う点は、修正の時にあります。
デザイナーの作成物を依頼者に見て頂いた時、「ここをこうしてほしい」「ああしてほしい」の修正がつきものですよね。
その際に、嫌な顔せずに「はい、わかりました」とにこやかに対応しているところが、人としてすごいなと思います。
「渾身の作成物じゃー!」と提出した際に、うまく伝わっていないと凹むこともありますが、「修正があるのが当たり前」と割り切って作成しているのが必要なんでしょうね。
そして、その際に「大きくすると目立つよりも、色を変えたりした方がいいですよ」「配置は今のよりはこの方がいいですよ」と修正案を最低2案ほど提出してるので、アップデートし続けてるの流石だわ…と思っています。
メールや電話のレスポンスが異常に早い
デザイナーだと、考える作業の中断が苦手だと思うんですけど、それを一旦差し置いても「依頼者を待たせない、電話に出る」という行為が凄いと思ってみています。
内線電話では、大体1コール目(遅くとも2コール目)で取っていらっしゃいます。
チャットツールを使用していても、メンションを送った時に「画面を今見てたんか」というくらい、返事が異常に早いです。
こういうところで「付き合いやすい」「仕事を任せやすい」と思われている一つの要因かもしれません。
部署・部下に対しての信頼の積み重ね
かなり奔放にやらせてくれる、質問したら答えてくれる
上司として、当たり前っちゃ当たり前かもなのですが、新米の質問に嫌な顔せずに何度も答えていただきました…。
そして、基本的に部下に与えた仕事は出来上がるまで一切口出しせずに、作成物を見せた段階で評価してもらえます。
ここでボコボコにされるので、「もっと手前で色々言ってよ!」と思ってた時期がありましたが、仕上げてから行くことで、PDCAが異常に早く回せたな〜という印象があります。
不機嫌でいるところを見たことがない
人間だれしも体調が悪かったり、嫌なことがあったりした時でも、一切顔に出しません。
むしろ、気の利く一言を返したりしてます。
マインドの問題なんでしょうね!見習いたい点です。
セクハラが一切ない(凄い)
これが一番助かってる部分かもしれません。
些細なことですが、男上司と女部下となると、色々気を遣ってくださってるんだな…ありがたや…となります。
あと、かなり社会に出てびっくりしたことなんですが、こちらが言ってもないのに「彼氏はどうなの」「結婚はどうなの」を聞いてくる人(男女問わず)が多かったので「面倒くさいな…」と思うことがしばしばありました。
ですが、私の上司は、私生活の詮索や押し付けなどがなかったので、逆に「あ、話しても話さなくてもいいのなら気楽でいいな」と思って、色々人生相談に乗ってもらうこともしやすかったです。
コレは自分は真似出来ない点
体力が異常にある
朝の9時から夜の11時まで働くことは苦ではない顔をして、いつもデスクに座って仕事を持っています。
そして休みの日になると、外出してはSNSに画像を投稿しているらしく「いつ休んでんねん…」と不安になります。
きちんとご家族がいらっしゃるのに、どうやって家庭と両立しているかは、謎です。
飲みニケーション
上司はかなりお酒が好きな人で、誘われたら、会社の飲み会や、上司の更に上の役員などの誘いにポンポン行っています。
私は下戸なのでジンジャエールを横目に、上司がビールを水のように飲み干しているのを見て「凄いな…」と思っています。
ただ、酒の席では異常にはしゃいで場を盛り上げてくれるので、人見知りする私にとってはありがたい存在です。
まとめ:信頼を勝ち取るには、これの積み重ね!
振り返ってみると、些細なことですが、「人として」しっかり対応していくと、いざという時に大きめな仕事を任せてもらえるのだなぁと勉強になりました。
デザイナーとしてもそうですけど、普通に人として上司でいてくれてよかったな〜と振り返って思います。
まとめると、信頼を得るのに必要そうなことは
・利害にかかわらず、関係を作る
・建設的な意見をする
・不機嫌でいない(ニコニコしなくてもいい)
・デザインを楽しんでいる
あたりでしょうか。
以上になります!
それでは素敵なデザイナー生活を〜!